誤解の無いようまず申し上げます。
資格がステータスなのは確かであり、アピールする事自体は決しておかしい事ではありません。
これは大前提で話を進めます。
「国家資格整備士が在籍」と大々的にアピールしている業者さんがいらっしゃいます。
整備工場には整備士の在籍が必須です。
当然、法で定められています。
つまり整備工場であれば整備士の資格はみんな持ち合わせています。
参考リンク:
道路運送車両法施行規則 第七章 自動車特定整備事業
不思議に思いませんか?
たとえば美容室に「国家資格者在籍」って書いていませんよね?
それはなぜか?
当たり前すぎて何のアピールにもならないからです。
整備士の資格は整備工場であればどこでも持っており、競合他社より優位に立てる材料になどなり得ません。
重要なのは競合他社と差別化できるものがあるか?です。
HPを見る際には、優れた自社サービスや希少な実績、あるいは社会貢献や難題への挑戦など他社と差別化できるものを掲げてるかどうかをチェックしてみてください。
むしろ、企業であればこれらをメインで出そうとするほうが自然ではないでしょうか?
整備士資格以外の話がどうにも具体性に乏しかったり、ましてや無いとなれば…つまりそれは何を意味するのか?注意する必要があります。
御社には整備士が在籍しておられるんですね!
で、他には?
元々整備が本業でなく整備士がいなかったから資格取ったのをアピールしたくてたまらない(?)のでしょうか??
(なお、差別化できている自社の強みとは、例えば下記の関連記事のような具体的な情報を指します。)
サービス品質を見定めるポイントから、誰も言わない(言えない?)裏話まで
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御用心